

風景のラウンジ
敷地は田んぼの風景が並び、お隣さんとの間隔も離れた静かで気持ちの良い場所です。
背後の崖に囲まれた母屋と離れは、高さを抑えた平屋と庇が風景と合わさりとても魅力的です。
私たちは既存の母屋と離れ、そしてこの豊かな風景を活かす事を考え、「敷地全体を一体的に楽しむ居場所」の提案を考えました。
既存の母屋は、北側に水回りがまとまり、南側には、庭があり連続した窓が並んでいるため、陽当たりと景色が良いです。
北側の既存水周りを活かし、友人を招いたり仕事をするパブリックな居場所を陽当たりと景色の眺めが良い南側に配置します。
パブリックな居場所はダイニング、リビング、オフィスが地続きにつながった一体的な場所になります。
離れの北側は、既存の収納に壁にみたてた扉を新設した広い収納スペースを設けます。
南側は土間とフローリングの小上がりによるイベントスペース、そして外の土間では庇下でBBQ を楽しめます。
南側の庭にはウッドデッキを設置し、室内から庭へ向けてリビングが延長したような居場所を作ります。
室内と室外の縦のつながりが、お施主さんのやりたい事ができる場所を増やします。
土間は離れとつながり大人数でBBQ ができます。
ウッドデッキでは、朝食を取ったり、アウトドアオフィス、花壇で植物を育てたり、
猫と日向ぼっこ、読書など、その日の気分に合わせってやりたい事を自由に行えます。
エントランスを抜けると土間リビングが迎えます。
陶芸をしたり、ソファで友人と映画を観たり、一人でゆっくりと本を読んで過ごします。
外を眺めながら普段の食事をしたり、友人と料理をしてみんなで食べるのも楽しいでしょう。
PC 作業、打合せ、作業台、資料収納はもちろん、
事務所で作成した作品を展示したり、床の間で掛け軸やアート作品を飾って過ごせます。
オフィスとラウンジで仕切りが必要な場合は、壁ではなく、カーテンによって空間全体をゆったりと区切ります。
寝室は収納や飾り棚を設けたシンプルな部屋です。
友人が泊まれるゲストルームです。
普段は電子ドラムやスピーカーを置いてスタジオのように活用したり、
大風の際に、屋外の家具を一時的に避難させる場所になります。
離れの庇下はアウトドアを一番楽しめるスペース。
庇下でベンチで座りながらみんなで楽しくBBQ をやりましょう。
お施主さんの「窓から見える田んぼの風景が好き」「気分に合わせた過ごし方をしたい」という言葉がお施主さんらしい暮らしなのではないかと感じました。
風景と溶け込みながら休憩したり、仕事したり、友達と過ごしたりする自由な憩いの場所。
猫と過ごすひとときがあれば、仕事に集中したり、友達を招いて陶芸や映画を見て語り合う。
一人でゆっくり本を読んだり、料理を楽しむ時もあるでしょう。
そんな自分の自由な過ごし方を豊かな風景の中で、1人、1匹、2人、たくさんと、体験と風景が混ざり合いながら生まれていく豊かなラウンジの提案です。
設計 近藤拓馬 + 佐藤雄太 あしたのアーキテクツ
用途 住宅 オフィス
所在地 福島県南相馬市小高区
施工 加藤浩人 / 株式会社中里工務店
長嶋孝仁 / 株式会社中里工務店
薪ストーブ 金子稔 / 合同会社エンフリー
古材家具 佐藤雄太
情報発信 合田葵 + 林美里 + 前野有咲 + 佐藤碧 つぶつぶ
規模 木造 / 平家建
延床面積 155.33 m²


